スポンサーサイト

  • 2012.11.02 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    困ってるひと

    • 2012.11.02 Friday
    • 23:12
    困ってるひと 大野更紗 ポプラ社
    ☆☆☆☆☆

    ほとんど類例のない難病にかかってしまった女子大学院生の闘病エッセイ。
    すっごく大変なことを書いてるのに、重くならず、暗くならず、つい笑ってしまう。
    これってすごいこと。
    著者がこの境地に達するまで、どれだけ大変だったことか・・・。
    やりたいことがあって、人生さぁこれからってときにこんな状況に陥ってしまうなんて、想像しただけでも苦しいし辛い。
    文系大学院生(著者の方がよっぽど優秀で行動力があるけど)だし、年も近いし、苦境に陥ると誰彼かまわず悩みを話してしまう性格とか、勝手にすこし親近感を覚えてしまう。

    ついこの間、久々にひどめの風邪にかかって、倒れて点滴したんだけど、ただの風邪なのにほんとにつらかった。一番大事なのは健康でふつうに生活できることだなぁ。


    深泥丘奇談

    • 2012.11.02 Friday
    • 22:58
    深泥丘奇談 綾辻行人 メディアファクトリー
    ☆☆☆☆

    綾辻行人の小説はじめて読んだ。でも、本業の推理小説ではなくて幻想小説。
    京都を舞台にしていると思われる町で、つぎつぎと主人公に降り掛かる妖しい出来事。
    何と言っても、地名の付け方が秀逸。
    タイトルにもなっている深泥丘にはじまって、黒鷺川、徒原町、猫目島、如呂塚遺跡・・・いかにも妖しげなことが起こりそう。
    「ような気がした」で締めくくられるあやふやな感じがまたいい。
    しかし、「深泥丘魔術団」での、妻と看護婦の会話はどういう意味なのかしら?何かの伏線かと思いきや、回収されずに終わってしまったので・・・。
    あと、装丁が凝った本だった。墨絵風の挿絵もかなり好き。

    雪と珊瑚と

    • 2012.11.02 Friday
    • 22:49
     雪と珊瑚と 梨木香歩 角川書店
    ☆☆☆☆

    読んでいて気持ちがあったかくなる本。
    子どもを産んで育てること、食べること、人と人とのあたたかいつながりがしっかり描かれている。守るものがあって、必死になれば何でもできるのかなって勇気がわいてくる。
    筋書きだけだと、こんなに何でもうまくいくはずない!って意地悪な気持ちが浮かんで来そうだけど、そうならないのは主人公の珊瑚にも、くららにも好感が持てるからかな。
    あと、出てくる料理がどれもすごくおいしそう。雪と珊瑚とのレシピ本ほしいな・・・。
    そのうち買う。




    春期限定いちごタルト事件、夏期限定トロピカルパフェ事件、秋期限定栗きんとん事件

    • 2012.11.02 Friday
    • 22:42
    春期限定いちごタルト事件
    夏期限定トロピカルパフェ事件
    秋期限定栗きんとん事件 上•下 米澤穂信 創元推理文庫

    ☆☆☆
    ☆☆
    小鳩くんと小山内さんの小市民シリーズ。
    地味な展開に、最初はつまんないかも・・・と思ってたけど、だんだんハマる。
    地味な事件で、上下巻書けちゃって読ませるのはなかなかすごい。
    冬期限定いつでるのかな・・・でも、完結しちゃうのは寂しい気もする。

    眠れるラプンツェル

    • 2012.11.01 Thursday
    • 23:41
     眠れるラプンツェル 山本文緒 角川文庫
    ☆☆☆☆

    これは・・・結婚したばかりの私には身につまされる小説。何もない生活に追いつめられて、壊れて行く専業主婦の汐美。
    夫に相手にされなくて、中学生の男の子に恋心を抱いてしまうなんて切ない。
    最初、勝手に汐美ちゃんは30代だと思ってたけど、私とあんまり年かわらないことが途中でわかってびっくり。もう私もそんな年なのか。ちょっと前の本だからだよねえ・・・。

    いくつになっても、おばさんでない女はおばさんでない、みたいなことが書いてある部分があってちょっと納得。しかし、そういう女はおばさんコミュニティで嫌われるらしい。おばさんになりたくないけど、嫌われるのはやだなぁ・・・。

    本当に恐ろしい本です。こうならないよう、日々精進せねば。

    2012.9~10読んだ本

    • 2012.11.01 Thursday
    • 23:28
     しばらく忙しくて、読んだ本は増えるのに全然記録つけれてなかった・・・
    とりあえず記録。
    •火刑法廷 J.D.カー
    古典だけどそれなりに面白かった気がする。ミステリなの、ホラーなの?
    •異貌の人びと 上原善広
    日本の被差別部落出身の著者が、世界の被差別民をたずねて旅する。すごく面白かった。
    ちょこちょこ、著者の私生活が垣間見える。
    •九月が永遠に続けば 沼田まほかる
    イヤミスの女王らしい。気持ち悪い題材なのに、一気読みしてしまった。
    •ツナグ 辻村深月
    直木賞受賞作家ということで読んでみたけど、いまいち・・・。
    •白ゆき姫殺人事件 湊かなえ
    ツイッターや週刊誌の記事を巻末につけてるけど、読みにくい。いまいち。
    •TSUGUMI 吉本ばなな
    つぐみのキャラにいまいち感情移入しきれない感はある。
    •ミュージック•ブレス•ユー!! 津村記久子
    発達障害にちょうど関心を持っていたときだから、興味を持って読めた。ダメダメな女子高生の青春。芥川賞とったのより好きかも。
    •オリガ•モリソヴナの反語法 米原万里
    再読。やっぱり傑作。大好き。
    •かわいそうだね? 綿谷りさ
    同世代の友達ときゃっきゃ恋愛の話ししてる気分になれますね。綿谷りさって、うまいんだけどあんまりスケールが大きくないよね。
    •勝手にふるえてろ 綿谷りさ
    この主人公は著者なのではないかしら・・・主人公に萌える。
    •二流小説家 デイヴィッド•ゴードン
    すきずきなんだろうけど・・・なんかいまいちでした・・・。挿入されてる主人公の著作いるの??評価高い本があんまり面白くないと、私の読み方がまずいのかよと思ってちょっとへこむ。 
    •嵐のピクニック 本谷有希子
    あんまり印象にない。
    •茶色の朝 フランク•パヴロフ ヴィンセント•ギャロ
    こわいです、日本でもこういうこと気づかないうちに進行してそう。事なかれ主義の国民性だから・・・。
    •ブラック•ダリア ジェイムズ•エルロイ
    面白かったけど、ジェイムズ•エルロイは苦手だということに気づいてしまった。前も一冊挫折したし。読みにくい・・・。
    •ぼくはお金を使わずに生きることにした マーク•ボイル
    すごい人もいるんですね。節約とかいう次元じゃない。地球環境について考えさせられます。
    •キャッチャー•イン•ザ•ライ J.D.サリンジャー
    ナインストーリーズ読んで、サリンジャーは苦手だと思ってだけど、これは少し理解できた。春樹訳だから?甘酸っぱい。ナインストーリーズも再読してみようか。
    •ぼんくら 宮部みゆき
    宮部みゆきは本当に上手です。
    •おやしうらめしあなかなし 浅田次郎
    浅田次郎も何読んでも本当に上手。職人技です。
    •厩箸 小池昌代
    装丁がすばらしいです。内容もかなーーーり私好み。厩箸に捨てられていた少女月子が、元遊女?の老女にたけくらべの朗読をする。幻想的。そのうち買う。小池昌代ってはじめて読んだけど、次回作も遊女をテーマにしてるみたい。これも読みたい。
    •こんなにちがう ヨーロッパ各国気質 32か国•国民性診断 片野優 須貝典子
    勉強になる。ほとんど忘れたけど・・・
    •漢方小説 中島たい子
    健康が一番大事。
    •塀の中の運動会 美達大和
    スポ根的な本はまったく好まないけど、著者が服役囚っていうのがすごい。囚人のリアル。犯罪者はどこまでいっても犯罪者なのか・・・。
    •東京プリズン 赤坂真理
    ほんとにいまいちだった・・・。
    •あられもない祈り 島本理生
    これぞ恋愛小説。でも、主人公がメンヘラなのと、恋人と共依存になってるっていう設定がどうもね・・・。
    •視線 永嶋恵美
    ご近所トラブル、女のこわさ。作中にアガサ•クリスティの著作が出てきてるけど、ミス•マープルものとかをちょっと意識したのかな??ふつうだった。身勝手な主人公の造形はなかなか。
    •鍵のない夢を見る 辻村深月
    ツナグはいまいちだったけど、これは面白かった!ほんとにおんなじ作者?だてに直木賞とってない。
    •暇と退屈の倫理学 國分功一郎
    一般向けに噛み砕いてはいるけど、論文。哲学の基礎知識が全然ない私としては、ひとは定住生活をすることによって暇を感じるようになったっていうのが面白かった。
    •夜毎に石の橋の下で レオ•ペルッツ
    面白かったけど、世界史に明るかったらもっと面白いんだろうな。受験で日本史選択した私は世界史の知識がなさすぎる。勉強しよう。


    ぼくの小鳥ちゃん

    • 2012.08.02 Thursday
    • 21:34
    ぼくの小鳥ちゃん 江國香織 新潮社
    ☆☆☆☆☆

    通勤電車で、東京駅につくまでに読めてしまった!
    なんというか、大人の童話でさらっとまとまってるんだけど、私は長い物語が好きなので・・・こうもあっさり読めてしまうと読み応えがないかも。
    角田光代の解説で、小鳥ちゃんに共感するか、彼女に共感するか、というのがあったけど、私は小鳥ちゃんに憧れるけど実際にはなれないなぁ。かといって、彼女でもない気がする。うーん。小鳥ちゃんみたいに生きてみたい。あと、ラム酒をかけたバニラアイスが食べたくなった。

    優しくって少し ばか

    • 2012.08.02 Thursday
    • 21:25
     優しくって少し ばか 原田宗典 集英社

    ☆☆☆☆☆

    私がうまれた年の小説。

    表題作は結構好き。長く付き合ってる男女の、安定してるけど何ともいえないぐだぐだ感が出てて、ほのぼのできる。
    表題作以外は、奇妙な味というか、結構サスペンス風な展開で、面白くなくもないけど、ふつう・・・かな。

    真鶴

    • 2012.08.02 Thursday
    • 21:07
     真鶴 川上弘美 文藝春秋
    ☆☆☆☆

    好きなんだけど、読んでいて明るい気分になれる小説ではない。
    女性的で、暗く、しめった感じがする。
    最初よみづらいな、と思ってたけど引き込まれてからは一気に読んでしまった。
    川上弘美は、ニシノユキヒコの恋と冒険しか読んだことがなかったんだけど、こっちの方がよい。

    夫が失踪し、京、母、娘の百の3人で暮らす家の、日常生活の描写はすごくリアル。それに対して、真鶴はとても幻想的でこの世のものではないように描かれている。
    母と京、百の、女系家族の描かれ方も好き。百が産まれたときのことや、思春期を迎えてはなれていく百に戸惑う京はすごくしっくりきた。(私はまだ子どもを持ったことがないからきちんとはわからないけど)

    真鶴に行ってみたくなったけど、行ったらイメージと違って拍子抜けしちゃうのかな。

    すべて真夜中の恋人たち

    • 2012.07.10 Tuesday
    • 22:46
     すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 講談社
    ☆☆☆☆☆

    いまさらながら川上未映子はじめて読んだ。
    うちに閉じこもりがちなまま大人になって、社会に適応できずに壊れていってしまう女の人、というのがすごく描かれている。私もうちに閉じこもりがちな子どもだったので、冬子の気持ちや行動はなんとなくわかる。
    聖と冬子は正反対に見えるけど、ふつうの女性たちの中で適応していけないというところが共通している。